2025.05.31

さよならと始まりのあいだで、迷ったときに整える4つの視点

5月の終わり。
季節が少しずつ変わっていくこの時期、心の中にも静かな変化が起きやすくなります。

恋愛でも、人間関係でも、
「このままでいいのか」「もう終わるべきなのか」
そんな問いが浮かぶとき、私たちは無意識のうちに“区切り”を探そうとします。

けれど、すぐに結論を出す必要はありません。
一度立ち止まって、自分の気持ちと向き合いながら、ゆっくり整理する時間こそが大切です。

ここでは、物事が終わりそうなとき・始まりそうなときに必要な心の整え方を、4つの視点でお伝えします。

Step1:焦って決断しようとしていないか



「白黒はっきりさせなきゃ」と思うときほど、心の余白がなくなっています。
終わらせるべきか、続けるべきかを急いで決めるのではなく、
「今はまだ迷っていて当然」と認めることが第一歩。
一度“判断”を脇に置いて、冷静に“自分の状態”を見つめてみてください。

Step2:関係の“今”を客観的に振り返る



感情は揺れて当然。でも、その中にも必ず“事実”があります。
・最近、相手とどう接しているか
・心が軽くなる瞬間があったか
・期待と現実のズレはどこにあるか
紙に書き出してみるのもおすすめです。頭の中が整理され、今後のヒントが見えてきます。

Step3:失うことだけを恐れていないか



「終わったらどうしよう」「これを手放したら空っぽになる」
そんな不安にとらわれていると、正しい判断がしにくくなります。
大切なのは、“終わること”ではなく、“その後どう生きていくか”。
手放したあとにこそ、自分にとって本当に必要なものが見えることもあります。

Step4:始めたいこと・求めている関係は何か



「終わらせるべきか」と同時に、「何を望んでいるか」も問い直してみてください。
・どんな関係なら安心できるか
・次はどんな自分でいたいか
そこに意識を向けることで、気持ちは未来に向かいはじめます。
「終わらせる」かどうかではなく、「次にどう在りたいか」を基準にする視点が、迷いを抜け出す鍵になります。


何かが終わるかもしれない時期は、不安定で、判断を誤りやすいものです。
でも、今感じている揺らぎは、次のステージに進む前の“整える時間”。

焦らず、怖がらず、自分の感情と状況を丁寧に見つめてみてください。
その上で出した答えなら、きっとあなたにとって必要な一歩になるはずです。



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