2025.06.21

満ちた光が、静かに流れを変える日——夏至という節目に立つあなたへ

1年のうちで、最も昼の時間が長くなる「夏至(げし)」。
2025年は、6月21日頃がその日にあたります。

太陽が高く、長く空を照らすこの日を、
古来ヨーロッパでは「太陽の力が最も強まる日」として祝われ、
日本でも農作や季節の節目として大切にされてきました。

スピリチュアルの世界では、
夏至は「エネルギーの転換点」「再出発の起点」とも言われます。
今回は、そんな夏至という節目を、心の整えどきとして捉えるためのヒントを4つお届けします。

1. 夏至は「光が満ちきった先」にある節目



冬至から半年かけて少しずつ伸びてきた昼の長さは、夏至を境に静かに減っていきます。
つまり、「満ちる」のは終わり、「次のフェーズ」へ入るサインとも言えます。

何かがひと区切りついた感覚、
あるいは「もうこの形は卒業したい」と思うことがあれば、
まさに今が、自然の流れと一致しているタイミングです。

2. 明るい日こそ、自分の影に気づきやすい



太陽の光が強くなると、それだけ影も濃くなります。

夏至の頃、
「なぜか心が落ち着かない」
「急に不安やモヤモヤが出てきた」
という方もいらっしゃるかもしれません。

それは、心の奥にしまっていたものが、光に照らされて見えやすくなっている証拠。
押し込めてきた気持ちが浮き上がるのは、変わろうとしているサインでもあります。

3. 夏至は「手放し」と「内省」に向いている



夏至を過ぎると、昼の時間は徐々に短くなり、季節は少しずつ秋・冬へと向かっていきます。
この流れに合わせて、今こそ不要になった感情や習慣を手放すチャンスです。

・もう合わない人間関係
・頑張りすぎている役割
・ずっと気になっていた未練

そうしたものを、自然に手放していける流れが来ています。

手放すことで、心にスペースが生まれ、
その分だけ、新しい出会いや展開が入りやすくなるのです。

4. 光が導くのは、次に歩む「静かな力」



夏至は「太陽のピーク=陽の極まり」であり、
ここから先は静けさ(陰)の流れへと移っていきます。

これは、ただエネルギーが落ちるという意味ではなく、
より“内面”に意識を向けていく流れが始まるということ。

自分の本音、
進みたい未来、
本当に信じたいもの——

そうした内なる声と向き合うことで、
太陽のような「外側の輝き」と、月のような「内側の静けさ」のバランスが整っていきます。


夏至は、明るく開かれた季節のピークでありながら、
実は「静かな始まり」のタイミングでもあります。

心の奥にたまったものを見つめて、
そっと手放して、
また、新しい光を迎える準備をしていく。

そんなふうに、
季節と心をそっと重ねて過ごしてみてはいかがでしょうか。

この夏至が、
あなたにとって心の転換点となりますように。



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