2025.07.20

何度終わっても、また戻ってしまう恋がある

気持ちに終止符を打ったはずなのに。
もう忘れたと思っていたのに。
それでもまた、心が同じ場所へ引き寄せられてしまう。

誰かを好きになることは、自分の意思で決められるものではない。
そう気づいたとき、
「もう戻らない」と決めたはずの恋に、もう一度揺れてしまう自分がいるのかもしれません。

1. 終わらせたのに、心がまだ終われていない



「これでよかった」
そう何度も言い聞かせてきたのに、
ふとした瞬間に名前を思い出し、
小さな出来事に心がざわついてしまう。

何もないのに、心だけが騒がしくなる。
それは、あなたのなかでまだその恋が「終わっていない」証なのかもしれません。

2. もう戻らないと決めても、感情はどこかで追いついてこない



戻ってはいけない。
あのとき痛いほどわかっていたはずなのに、
また連絡を取りたくなる夜がある。
会いたいと思ってしまう日がある。

理屈では「やめたほうがいい」とわかっているのに、
心はどうしても、その人を求めてしまう。

気持ちにブレーキをかけながらも、
本当はまたあのぬくもりに触れたいと願っている——
そんな矛盾が、あなたを揺らしているのかもしれません。

3. その恋がすべてじゃないと知りながら、それでも戻りたいと思ってしまう



一度終わった関係。
未来がないことも、繰り返せば同じ結末になることも、ちゃんとわかっている。

それでも、
あの人といるときの自分が、
どこかで“本当の自分”のような気がしてしまう。

忘れることで何か大事なものを失ってしまう気がして、
たとえ壊れかけでも、もう一度だけ…と願ってしまうのは、
きっと、その時間が嘘ではなかったから。

4. 引き寄せられてしまうのは、弱さではなく、それだけ大切だったから



「また戻っちゃった」
そんな自分を責めたくなる夜もあるかもしれません。

けれど、何度も心が揺れてしまうのは、
それだけ本気で誰かを愛したからです。

忘れられないのは、未練だけではなく、
あなたの中にちゃんと“確かな想い”が残っている証。

その恋がどんな結末を迎えるとしても、
あなたの中を深く通っていった感情は、
きっとこれからの人生をやわらかく包んでくれるはずです。

恋は、いつもまっすぐには進めません。
終わったと思ったのに、また戻ってしまう。
わかっているのに、止められない。
そんな恋も、確かに存在します。

けれど、その揺れの中にあるあなたの感情は、
すべて、誰かを真剣に想った証です。

答えを出せなくてもかまいません。
何度でも立ち止まりながら、
あなたがあなたの心に正直であろうとすること。
それがきっと、何よりも大切なことなのだと思います。



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