2025.08.09

「自分らしく」って、どこまでが自由なんだろう

2025年8月9日は、チョウザメ漁の旬を意味する「スタージョンムーン」。
そして今年の満月は、みずがめ座の位置で起こります。

みずがめ座は、「自由」や「個性」だけでなく、
「未来志向」や「仲間とのつながり」を象徴する星座。

だからこそこの夜は、
「わたしはわたしのままでいいのかな」
「誰かに合わせなくちゃいけないの?」
そんな静かな問いが、心の奥にそっと浮かんでくるかもしれません。

1. 自由でいたい。でも、心はときどき寂しくなる ――自由のまわりにある寂しさ



「誰にも縛られず、自分らしく生きたい」
そう願ったはずなのに、
ふとした瞬間に、ひとりぼっちのような気持ちになることがあります。

強くいなきゃ、自分で決めなきゃって、
肩に力が入るほど、
人に甘えることが“逃げ”のように思えてしまうことも。

でもほんとうは、
自由を求める人ほど、やさしさにふれたときに
心がすっとやわらいでいくものです。

すこしだけ頼ってもいい。
立ち止まっても、かまわない。

あなたのペースで、進めば大丈夫です。

2. 「わたしらしさ」って、決めつけなくてもちゃんと伝わる ――確かめなくていい“わたし”



満月は、気持ちが満ちて、気づきがあふれるとき。
でもそのぶん、
「ほんとうのわたしって、どんな人なんだろう」
そんなふうに、心の中が少しざわつくこともあります。

「わたしはこういう人だから」
「こう思われたいから、こう振る舞う」
そんな言葉で、自分を守ってきたつもりが、
いつのまにか“型”になっていたりして。

でもね、
自分らしさって、がんばって証明しなくても大丈夫。

力を抜いたあなたにも、ちゃんと“らしさ”はにじんでいます。

3. すべて抱えなくていい。「誰かに話す」が道になる ――つながりのなかで、やわらぐもの



「自由に生きたい」
そう思うときほど、
「誰にも迷惑をかけちゃいけない」
「甘えたらダメだ」って、
無意識に自分を追い込んでしまうこともあるかもしれません。

でも、頼ることと、
すべてを委ねきることは、ちがいます。

「ちょっとだけ、聞いてもらってもいい?」
そのひとことが、
心の荷物をすこし軽くしてくれることもあります。

つながりのかたちは、人それぞれ。
あなたに合う距離感で、大丈夫です。

4. 変わりたいと思った夜に、すでに変化は始まっている ――心の奥に、もう芽吹いている



みずがめ座の満月は、
「変化」や「新しい未来」を照らす光を持っています。

「このままじゃいけない」
「もっと自分を大切にしたい」
そう感じる夜があるとしたら、
それは、すでに心の中で小さな変化が始まっている証です。

変わるって、
なにかを大きく変えることじゃなくて、
自分の本音に気づいてあげることかもしれません。

どんなあなたも、大切なあなた。
焦らなくて大丈夫。
今のあなたのままで、ちゃんと前に進めています。


「自分らしく」って、むずかしい。
ときにはわからなくなって、
誰かに頼りたくなったり、どこかへ逃げたくなったりする。

でも、それでもいいんです。
その揺れの中にも、ちゃんとあなたらしさはあるから。

スタージョンムーンの光が、
今のあなたをまるごと、そっと照らしてくれますように。

――だから今夜は、すこし立ち止まってもいい。
あなたにとっての「自分らしさ」って、どんな形ですか?



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