2025.05.26
時の流れにかける橋
2024.12.09

北極星に対する信仰の起源は、古代バビロニアだという説があります
中国の道教で北極星は北辰と言われていて、天皇大帝という最高神にあたります
仏教と習合して、北極星は妙見菩薩になり、お寺でお祭りされることになりました
神道では、天御中主神としてお祭りされていたりします
私が生まれた家は、北辰、すなわち北極星を祀った神社の氏子でした
父は総代を務めたこともあります
子供の頃、自転車に乗ってたまに遊びに行くところで、特にご縁は感じていなかったのですが、かつて住んでいた家が取り壊しになり、地元に誰も住んでいない今となっては思うところがあります
どうして、西洋占星術に興味を持って研究してきたのか、占いの方向に行ったのか、それはそういう星の元に生まれたのでしょう
ホロスコープの出生図ではポラリス(北極星)は第九ハウスにあるんですよね
第十ハウスのシリウスはMCとオーブが1度なので、シリウスの方が高い位置にありますけれども、生まれた家から言うとポラリスの方が縁が深いです
1万3000年前は、地球の歳差運動で、現在の北極星の位置には琴座のベガがあったそうですが、今後、1万1000年後には、またベガが現在の北極星の位置に戻っているというんですね
気の遠くなる話ですが、織姫といわれるベガと北極星のポラリスの関係は不思議
道教では天皇大帝は、男性なのですが、時間の流れによっては、織姫が天皇大帝の位置にくるとは!
そういえば、則天武后が皇帝になった時がありました
女性が男性しかなれない皇帝になれたのは、仏教勢力の力だと昔読んだ本に書いてありました
妙見菩薩が北極星で、星を信仰するという形態がはぐくまれていったのでしょう
この歳差運動によって、北極星はいくつかの星が交代して、また戻ってを繰り返しているわけです
星の世界は、面白くて神秘的で興味が尽きませんね
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