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何歳になっても、過去に大人の期待に応えられなかった経験から、精神的なプレッシャーを抱える人は多いものです。大人に対して複雑な感情を持ち続けている方もいるでしょう。
わたしもその一人です。
高熱で寝込んでいるとき、「もう少しすれば熱が下がるかもしれないから、まだ塾を休むと決めるのは早い」と言われたことがありました。
出産後、寝不足で赤ちゃんと一緒にウトウトしていたときには、「なんで寝てるの?しっかりしなさい!ご飯の支度があるでしょ」と叱られた経験もあります。
これらの場面は今でも鮮明に覚えています。
このような経験から、私は親の価値観が自分のものとは大きく異なることに気づきました。
親は常に自分のニーズを優先し、わたしの感情を軽視しがちで、時には損得感情も絡んでいるように感じました。
そのため、わたしは親の期待に応えなければならないというプレッシャーを常に感じ、息苦しさを覚えていたのです。
なぜ親はそのような行動をとったのでしょうか?
その理由を知ることは長年の心の課題でした。
しかし、親もまた自分の幼少期の経験や、育った環境の価値観に縛られている一人の人間なのだと時間をかけて理解できるようになりました。
それでも、簡単に許せるわけではありません。
でも、恨んだり怒ったりを繰り返しても、過去は変えられません、
そこで、わたしは「親と自分は違う」という認識を持つことで、自分自身の価値観を確立することにしました。
そう決めたことで、人生が大きく変わったように感じました。
そして、親から続く負の連鎖を断ち切りたいと強く思ったのです。
私が新たなスタート地点になるという決意も持てました。
今では、我が子に「頑張れ」とプレッシャーをかけるのではなく、心に寄り添った優しい言葉をかけるようにしています。
過去の経験から、頑張っている人に「頑張れ」と言うことが、どれほどプレッシャーになるかを知っているからです。
過去の経験を通じて学んだことをもとに、自分の価値観で子育てを実践することで、少しずつですが健やかな親子関係を築いていると感じています。
もちろん、完璧な親になることは難しいですし、これからもさまざまな課題に直面するでしょう。
しかし、過去の自分と向き合いながら自己成長を続けることで、より良い親でありたいと思っています。
そして、いつか子どもが大人になり、わたしと同じような悩みを抱える日が来るかもしれません。
そんな時には、私の経験を語り、彼らが心の平和を保ちながら成長できるようサポートしていきたいと考えています。
今、わたしたちは多様性の時代を迎えています。
人それぞれ価値観や考え方が異なるのは当然のことと捉えられるようになりました。
親世代が抱く「〇〇すべきだ」や「〇〇して当然だ」といった一方的な価値観にとらわれず、軽やかに自分らしく生きていきましょう。
そう!
わたしたちは風の時代を迎えたのですから。
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