2025.09.01
『天高く、吉兆舞う秋』
2025.09.15
九月も半ばになりましたね。
日照時間が減ってくると、どうしても心の憂いが深くなってきます。
そんな時期は、身の内に湧く悪感情が大きくなるものです。
悪感情とは、
「こうあるべきなのに」と思えば怒り
「なぜこうじゃないの」と思えば嘆き
「なぜこうなったのか」と思えば哀しみ
「どうしても許せない」と思えば恨み
「どうしても消したい」と思えば憎しみ
※これらから派生する加虐性や自虐癖は別カテゴリになります。
どれも人として自然な感情です。
しかし、抱えきれないと、心を濁らせ日常に支障をきたしてしまいます。
そこで登場するのが「悪終い箱(おしまいばこ)」です。
伊勢神宮に、役目を終えた古いお札やお守りを「お祓い箱」に託すように、悪感情もまた箱に納めておしまいにするのです。
やり方は以下の通りです。
いま自分が抱えている感情を書き出し、それを小さな箱や瓶にしまう。
とりあえず【手放す】発想が大切です。
封じたあとの処理方法も、流す・埋める・燃やすなど様々です。
労力がかかるほど、その感情があなたにとって重荷だった証です。
逆に、あっさり簡単に片づけても大丈夫です。
実際の箱入れでなくても、頭の中だけでも「ここで区切った」と、ひと心地つけば役目を果たせます。
悪感情は抑え込むものではなく、終わらせて始末するもの。
手始めに心の箱へおしまいしてみてはいかがでしょうか。
朱美 拝
【次回予告】
『悪終い箱 其ノ弐』
悪感情の属性について
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