『飽きる』のシステム

朱美先生 日々あけび

朱美(アケビ)先生

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『飽きる』のシステム

2026.02.01

二月になりましたね。
長らく恋人たちの祭典とされていたバレンタインデーの季節。
その恋人関係・夫婦関係・パートナー関係において由々しき問題のひとつが、

マンネリ化・倦怠感

です。

つまり、飽きるということ。

人間にとって同じ作業・行動・経験は、それぞれ特定の脳ネットワークを酷使し、脳を疲弊させてしまいます。
そして、脳は新しい情報を得ることで活性化するのです。

刺激を欲する脳は恒常的な情報を差し置いて、新規の情報処理を求めるシステムなのです。
ただ、恒常的情報が不要になるわけではないことを忘れてはいけません。
刺激が無い状態は安定している、これに間違いはないのです。

ただ、刺激が無くなることで、新鮮味が無い・物足りないと感じてきます。
この感覚を対象者そのものへの総合評価だと決めつける勘違いが過ちの発端になります。
そして、新しい刺激を求める行為を正当化し、『安定』をキープしたまま『刺激』を求める矛盾行動のひとつが、浮気です。

例えば『男の浮気は本能』という主張を耳にすることがありますが、それ自体は間違いではありません。
しかし、だからといって浮気する理由にはなりません。
愛しているからと言うならまだしも、本能だからなどと都合のいい戯言を述べるならば、正真正銘本能に従い、文化的な社会から離れ、スマホなどの文明の利器を捨て、一糸まとわぬ姿になって野山でお暮らしになればよろしいのです。
ちなみに、人間の三大欲求を『食欲・睡眠欲・性欲』と誤認している(させられている)ことが多いようですが、正しくは『食欲・睡眠欲・排泄欲』です。

人が生存するための反応行動(本能)のみで生きられるのならば苦労はしません。

人類には知性があり、秩序を用い、文明を築き、理性を重んじて社会生活を営んでいきます。

しかしその一方で、慣れが安定をもたらすものの、必ずしも最後まで平穏無事とは限りません。
心理的・機能的に安定を生む一方、緩慢な慣れは油断や停滞を招き、リスクになることもあります。
そのリスクとは、向上心の低下・適応能力の低下・成長機会の損失などです。
これらがパートナー間に生じると、問題意識が相手に向けられ、嫌気が差してくるわけです。

脳は未知のものを危険と判断し、既知のものを安全とみなす傾向があります。
場所・ルーティン・人間関係が慣れ親しんだものになると、予測可能性が高まり不安が減って精神的に落ち着きます。

これもある意味、人体システムにおける矛盾ですね。

慣れると安定するけど、飽きてくる。
刺激は活性化に繋がるけど、不安定。

これら人が内包する矛盾を認め、臨機応変に活かすことができれば、マンネリ問題や飽きてきた原因をパートナーだけにあると決めつけたり、漫然とした生活への刺激を外部に求めたりはしなくなるのではないでしょうか?

『飽きる』のシステム、制御不能の不可抗力ではありません。

現状における『セーフティーアラーム』だとすれば、人体の仕組みもなかなか上手く出来ているなと思えませんか?


朱美 拝

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